◆ 最 新 記 事

2019年3月5日

実質の国税化:NHK受信料金

この程、放送法の改定が閣議決定されて国内のモバイル端末すべてにNHKの受信料請求が可能となる模様です。

NHK受信料金がスマホなども対象に、放送法改正案閣議決定
http://news.livedoor.com/article/detail/16112130/

とうとうNHKは、公共放送という曖昧な表現と実態の中で、その受信料を完全徴収することの合法化に成功したのです。

もはやこれは「契約」ではなく、徴収であり納税と何ら変わりがなくなりました。

国会議員の中に放送族と言われる人々がいるかはわかりませんが、それでもNHKの「目論見」は見事に達成されたことになります。

国営では表現の自由や報道の自由を守れないと言いつつ、放送の中立性を保つための公共放送であるなどと言う説明を聞いたことがあります。

しかし、私はNHKは国営放送で良いと考えています。

その前提で放送法に公共放送或いは国営放送の縛りを設ければ良いことで、これを民法と横並びさせる理由はなにもないはずです。

総務省所管の国営放送局で良いと思うのです。



今般の閣議決定である放送法改定は、国内すべてのスマートフォン、タブレット、携帯電話、全てのパソコンを一網打尽にする閣議決定です。

それは、その趣旨が「インターネットbに接続する機器はすべてNHKへの受信料支払いを負う。」ことになっているからです。

我が国のインターネット利用の実態は、携帯電話、スマートフォン、タブレット、ノートパソコンやデスクトップパソコンなどですが、その数はテレビ普及台数どころの話ではありません



情報通信機器の普及状況(総務省)
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h29/html/nc262110.html

(クリックして拡大できます)


NHKの不祥事などはもはや小さなことであり、それよりもこの完全な国税となった新放送法でのNHK受信料対象品目は伝えられる内容通りですと以下のようになります。

1.テレビ受像機
2.カーナビ
3.スマートフォン・タブレット
4.ノート・デスクトップ型パソコン
5.携帯電話(ネット接続)

もはや日本国内でインターネット接続のサービスを利用していない人々の方が圧倒的に少ない現状を考えますと、これは悪法以外の何物でもなくなりそうです。

NHKのロビー活動が功を奏したのでしょうか。
政治家たちの認識が我々とは違うのでしょうか。
それともこれは正しい選択なのでしょうか。

非視聴者を完全に無視したこの法律は、まもなく国会に提出され、自民党、公明党などの賛成多数で可決されることでしょう。

2019年3月4日

2011年3月11日午後2時46分

おそらく生きてきた過去の中で最も強烈な記憶が2011年3月11日午後2時46分。
そしてそれからの24時間。

そのあまりの強烈なできごとに、その後にやってくる原発事故が、地震、津波との時間差がとてもあるように感じてしまいます。

強烈な揺れにみまわれた東日本列島。
その中でもとりわけ茨城県北東部、福島県沿岸部、宮城県沿岸部、岩手県沿岸部は、この大震災の中心部と言えます。

私は北関東の田舎で生活をしておりますが、それでも地震の揺れは家が倒れるんじゃないかと思うくらいで、道端の電柱などは電線が大きく波打ち、電柱自体は左右前後に頭を振り、走行する自動車が揺れているのが目視できるほどでした。

私の生まれた故郷・福島県ではいったいどれほどの恐怖を感じたことでしょう。

そこへ追い打ちをかけたのはとてつもなく大きな津波です。

まさに街を丸呑みにするさまはテレビの画面に大映しとなり、息を呑む光景とはこう言ったことなのかと改めて感じたものです。

やがて津波は引き、あとに映し出された光景の無残な姿。
そして1万数千人の溺死者。

津波の襲来から矢継ぎ早にテレビの画面では映像による被害の模様が報告されますが、とても現実のものとは思えない光景でした。

そう言った他県のことなどもショッキングではありましたが、致命的にショックを受けたのが福島第一原子力発電所の爆発する映像です。

「きのこ雲」とは、私には遠い過去の広島と長崎のものだっただけにこの映像は強烈でした。

その後の日本中がまさに蜂の巣をつついたような騒ぎはご存知のとおりです。



まもなく福島の原発はどうにもならないことが判り始めると無性に腹が立ってきました。

それは、原発政策を勧めた自民党や政府にではなく、東京に建設せずに福島などの地方に建設をした東京電力に対する腹立たしさではありません。

原発のもたらす「お金」に「地域振興」と「豊かな生活」を夢見た我が福島県、そしてなんら意に介することもなかった自分に腹が立つのです。



私が子供の頃、同級生の実家は旅館でした。
その旅館には送電設備の工事をする人々が長く宿泊をしておりました。

山の尾根に空に突き上げるような鉄塔が組み上げられ、大きなヘリコプターが何重にも巻き上げた高圧用電線を運び、それを鉄塔に設置していく光景をまぶしく見上げていました。

それが福島原発の送電線と鉄塔だと知ったのはずっと大人になってからです。

大震災からの原発事故では、「助成金や補償金に目がくらんだバツだ」「自己責任だ」などとの書き込みも見ました。

大震災発生直後にとある人物に相談をして、支援体制を整えていただくことができました。

その人物の行動はとにかく素早かった。
あれよあれよと言う間に物資の調達、輸送手段の確保、そして被災地、被災者の衛生面からメンタルケアまで考えていただきました。

その結果、トラックで幾度も福島県へ物資を運び、食料、衣類、暖房、義援金、さらにお風呂の提供まで。

その人物は現在もほど近いところにいることはいるのですが、私と先方には会うに会えない事情があり、いまでも感謝に代わる言葉も態度もできずにもやもやしております。

閑話休題

震災から3ヶ月後の6月になり、ようやく捜索や復旧支援の緊急車両の減り始めた頃に私は友人と被災地の現況を知るべく赴きました。

場所は福島県沿岸部がまだ原発の影響でほぼ立入禁止でしたので、宮城県仙台市を中心とした沿岸部へまいりました。

海岸部と農村部を隔てるように走る有料道路を超えた瞬間、その殺伐と光景はまさに息を呑む思いでした。

やがて仙台港へまいりますと、そこは鉄道の線路がうねり、機関車が横倒しになり、付近の大きな倉庫や建物は二階部分辺りまで壁がむしり取られたようになっております。

その倉庫のいたましい駐車場には、倉庫に寄り添うように燃えたクルマがうず高く積み上げられ、折れ曲がった信号機がある交差点の直前には、鉄の部分しか残っていない大型トラックが錆びかかって放置されております。

港は分厚いアスファルトが大きくうねり、いたるところで数十センチもの段差や亀裂が走っています。

仙台港から見える対岸にはとてつもなく大きな貨物船が埠頭の上に押し上げられ、小型船は残った建物やクルマの上に、まるで誰かがいたずらでもしたかのように乗っています。

人の話し声はせず、車の走る音もせず、そんなあり得ない静寂の中で私は友人としばらく立ち尽くしました。


今年はこの東日本大震災から8年。

もう行けるかなと思いきや、まだまだ福島県では放射線量の多い場所があります。
原子炉の封じ込めはことごとく失敗を重ね、結局「封じ込め」と「除染」と言う大雑把な言葉の影には見渡す限りの大きな汚染水タンクと汚染物袋の山を残しただけです。

当然ながら日々現地では原子炉の無害化を模索して奮闘しているのでしょう。

しかし、そこから漏れ来る放射能は途絶えることはなく、さらに人々に植え付けられた強烈な恐怖心はもはや払拭されることはないのでしょう。

できれば今年、なんとか現地、故郷へ行ってみたいと思います。

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