◆ 最 新 記 事

2018年2月18日

夢覚める平昌オリンピックのその後

お隣の韓国、平昌で開催されている冬季オリンピックは日本でもけっこうな話題として職場や家庭で取り上げられているようです。

それまではチケットの売れ行きが良くないとか、工事が遅れているとか、そもそも雪が足りないとか、挙げ句の果てには運営ボランティアが大量に離脱したとか。

そう言ったネガティブな話が盛んにマスコミなどを通じて伝わり、世はまさに韓国でのオリンピックを歓迎していないかのような感が満載でした。

これはブラジルワールドカップでも同様でしたし、リオオリンピックやソチオリンピックでも伝えられたことです。

しかし、実際にはなんだかんだと言いましても国の威厳がかかっている一大イベントは敢行されるものです。

今回の平昌オリンピックも然り、国威発揚と夢と希望と威信をかけたとてつもないイベントとなった現在、これを遅滞なく運営することは地域の委員会だけの問題ではなく、国家としての沽券に関わる問題になっているのですね。

ただし、いずこの国もそうですが、オリンピックが終わった後が大変です。

国家の威信がかかれば当然のように採算は度外視、このためだけに債権を発行することもあったり、同様類似の行為で費用を賄うこともあります。

また盛んに盛り上げようとするためにどうしても感情的にエスカレートする方向は治めることができずに建築ラッシュだとか、改修ラッシュだとかが始まりますので、当然過剰投資が問題として残ります。

日本でも長野冬季オリンピックではその問題が顕著でした。

冬季オリンピック史上最南緯度の地域で開催れたそのオリンピックは、それまでもいわゆる田舎だった地域に今で言う大規模な村おこしのような機運が盛り上がり、ペンションやホテルの建築ラッシュが起き、その後に自殺者まで出るという深刻で悪しき遺産を残した事実があります。

また、オリンピックの精神は政治と完全に切り離すことが大前提となっていますすが、これも東西冷戦以降、特に近年ではゆるやかに政治利用されていることが気にかかります。

さらにオリンピックは民間の社会でも商業化が進み、莫大な利益を生むイベントとして捉えられるようになり、特に広告宣伝と放送産業には相当の影響力を持っています。

そもそも崇高な精神から発足したであろうオリンピックはいまや金の匂いと政治の匂いが蔓延するかのようなイベントになっているとも言えます。

平昌の街が、韓国が、このオリンピックを終えた後に問題が一気に噴出するかどうか、またその問題の大きさと影響力、そしてそれらをどうやって円滑に処理するのか。

韓国政府と大統領のプラント指導力が問われるのはこれからです。

2020年に東京オリンピックを控える日本、東京だけの問題ではなく、日本国全部を巻き込むであろうこのイベントについて、もう少しだけ冷静に、そして興味深く、注意深く勉強しなくてはなりません。

セクハラを世に告発する運動

最近はアメリカのトランプ大統領を始めとして、広く一般にまでセクハラに対する「自己申告」や「社会への告発」をする運動が活発です。

海外で始まったこの運動はネット社会の現代、すぐに日本へも拡大しており、日本関連のSNSや報道でも見ない日はないほどになっています。

ここで私は数年来の違和感がやはり頭をもたげ、首を傾げることとなります。

それはボーダーラインはどこなのかと言うことです。

別の話題でも、最近発達障害に関する記事を読みました。

セクシャルハラスメントや発達障害、こう言った事実は人間の生活そのものの成り行きに直接影響するはずで、およそ健全な生活を阻害する最大の要因となってくる人もいます。

ところがここに疑問があります。

私の周辺にもたくさんの女性がおり、そう言った人々との普段の会話から思うことは、セクハラとはやはりその発言や行為をする(同時にされる側も)相手に依るということがわかります。

そしてそう言った事実は受け手側の心象、心理状態で大きく左右され肥大化されることが少なくないということです。

許される範囲かどうかは相手の受け止め方如何に関わっており、それは会話の交わし方のテクニックとでも言いましょうか、ロールプレイングテクニックなのかも知れません。

許される冗談なのかそうではないのか。

もちろん行動という面においてはほとんどの場合許される範囲を超えてしまうのかもしれませんが、発言という部分に限りますと冗談として笑える、許される、軽く流される、そう言った範囲の中の使い方ができる人のほうがむしろ社会生活の中でも人気があったりします。

つまり、過敏になりすぎることもあまり社会生活にとってよろしいことではなく、嫌なことを嫌だと伝えたり主張することはこれからの平滑で支障のない社会生活に必要なこととは認識していますが、同時に過敏になりすぎて扇情的になり過ぎることのない自分を持つことも大切なのではないかと思うのです。

基本、感情に委ねる局面の多い言動に関する各種ハラスメントでは、発する方も受ける方も空気の読める人でないと歪んでしまうと言うことなのでしょう。

2018年2月14日

南北朝鮮合同チームにノーベル平和賞!?

実にバカげたことを言う人がいるものだと記事をあらためて読んでみると、なんと発言者は国際オリンピック委員会の米国人委員だと言うから二度びっくりしました。

もっとも国際オリンピック委員会ではすぐさまこの発言を否定したそうですが、当然過ぎるIOCの対応であろうと思います。

この発言者はアンジェラ・ルッジェーロ氏(38歳)で、米国人のアイスホッケー選手とウィキでは記載されており、略歴ではハーバード大学出身らしいのですが、ハーバードにもこう言う奇異な存在がいるということにさらに驚きを隠せません。

そもそも、アイスホッケー団体で南北の選手を政治目的をもって大会直前に強引に合流させたことは世界の認めるところであり、これが双方の国家元首、議会、国民の総意と理解のもとに行われ、すでに国家統一が現実的段階にあっての象徴としての存在なら大変に意義深いことでもありましょう。

しかし、残念ながら微笑み外交とする韓国の現政権があわよくば北朝鮮を取り込もうと言う小しゃくな振る舞いの中で決まったことであり、かたや北朝鮮ではコメと金欲しさの話であることは明白であり、それ以外のどの国も地域もこれを強く希望した事実はまったくないのです。

何よりも、この一連の騒ぎで代表から弾き飛ばされた韓国選手がなんとも哀れに思えるのは私だけでしょうか。

韓国の文大統領、やがて退任した頃に日本で言うところの特別背任行為のような、或いは国家反逆のような罪を着せられなければよいのですが・・・。

2018年2月6日

綱吉の革新 - 愚策、無策、行き過ぎの政治

徳川15代に渡る独裁政権において、第一の暗君と言えば徳川綱吉がよく言われるところですが、これは俗にいう「生類憐れみの令」に依るものだと言えます。

諸説ありますが「生類憐れみの令」はそもそも綱吉が儒学より「生きとし生けるもの」の生命の大切さをコンセプトにした政令の集合であると言われているのが通説となっているようです。

では、そう言った生命を尊ぶ政令が何故人々を苦しめ、庶民の反感ばかりか武士、大名までにも嫌悪感を持たれたのでしょう。

これも諸説あるようですが、そもそもの政令は前述したとおりですが、家臣や取締にあたる役人などの必要以上の忠誠、出世欲から政令は次第に歪曲され、悪しき競争心から熾烈な取り締まりへと続き、終いには死罪などの極刑が大名家にまで及んでしまった事実があったと言われています。

こう言ったことから、本来は「生命」を尊ぶべきだった政令は次第に人間軽視とも取れるような悪しき政令へと変貌してしまったというのが現在の綱吉研究の通説になっているようです。

ここで問題なのは、やはり福祉の精神を押し進め、文化芸術の発展を奨励した「元禄」の花開いた綱吉の時代、徳川時代で最も華やかだったと言われるこの庶民文化の開花した時代は、将軍の本来の行政コンセプトが正しく配下(役所、役人)に解釈、伝達されず、逆に官僚統制のずさんさから将軍の意図が歪曲され、一般庶民へ届く頃には全くの悪法となってしまった現実は否めません。

結局、綱吉の志は決して暗君のそれではなかったと言えるのかも知れませんが、行政、執行の段階の指示系統や周知徹底と、そもそもの官僚統制ができなかったと言うことになり、そう言う意味では行政執行トップたる将軍として根幹的過ちを犯し、ひいては国家国民の安全で安心な生活を阻害したと言う意味では、やはり稀代の暗君と言えるのではないでしょうか。

これと同じような時代が日本ではその後二度ほどあったと思えます。

昭和20年代の対米戦争と平成の民主党政権時代がそれです。

特に民主党政権時代は国民、有権者の自民党政権への嫌悪から勢いと希望的観測だけで発足した政権であり、実績も何もなかった政党がいきなり政権与党となってしまったものですから、まさに国内は混沌として外交もまた然り、更に追い打ちをかけたのは東日本大震災への対応の悪さでした。

この民主党政権では、外交は離米親中となり、国内では福祉や文化面での重視があり、国防や世界での日本の立ち位置には愚案ばかりが目立った政権であったと言えるかも知れません。

結局翻弄されたのは国民であり、失われた20年はまだ延伸継続中であり、さらに大震災における様々な事案は先の見えにくい状況となり、日本国民はそう言った意味でも大きな学習をすることとなったと言えるでしょう。

私は、国家は国民のいかなる時でも安全で安心な生活を担保することから国家の体をなすものと考えます。

そう言ったことから、己の管理能力の低さから失政を招き、配下(役所、役人)により本来の国家のあるべき姿から乖離してしまった徳川綱吉政権と民主党政権は現代の我々にとっても反面教師となりうる実例だと思います。

現代は有権者が政権選択をする時代ですが、その選択も一歩間違うと綱吉の時代や大東亜戦争の時代、そして民主党政権の時代、ことの大小はあれども、実におかしなことになるということを肝に銘じなくてはならない代表例だと思います。

悪意、未必に係わらず、我々国民はプロパガンダに踊ることなく、冷静に、客観的に政権選択をしたいものです。

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