東京オリンピック2020は、一年遅れでいよいよ開催されます。
2021年7月23日(金)に開会式が予定されていましたが、4回目となった緊急事態宣言発出に伴い、実質的に無理な状況であり、開会式に予定されていた一切の式典やデモンストレーション、エキシビジョンも中止となったようです。
天皇陛下による開会宣言も中止となるかは、現時点(7月12日)では不明ですが、おそらくこれもオンラインとなるのかも知れません。
昨年1月からの1年と半年の間、我が国の政府は強権的な抑止策を行うでもなく、また、喫緊のワクチン制作を敢行するでもなく、ただひたすら国民に「お願い」をするばかりで、「お願い」をするからとは言っても、国民の納得するような生命と財産の担保を示すこともしておらず、いたずらに時間を費やし、ズルズルと今に至っている情けなさです。
平時かと言えばそうではないと言い、ならば有事かと問えばそうではないと言う。
なぜ有事と決めて、この国難に強権を発動できなかったのでしょう。
国民の財産と生命を担保する施策が示されたなら、この世界一忍耐強い国民は、おそらく行儀よく忍耐の限りを尽くしたはずです。
国の統治にこれほど従属的に、且つ、積極的に向かい合う国民が世界のどこの国にいるというのでしょうか。
我が街でも、閉店を告げる張り紙が目立ちます。
しかし、昨今では夜の帳が下りても灯りが点かず、閉店の張り紙さえないままにシャッターを下ろした店舗が散見できるまでになりました。
悪政極まれリとはこの事かもしれません。
かつて2011年の東日本大震災の折、自民党が野党だったときに当時の執権政党だった民主党をやり玉に挙げ、一生懸命に被災地の応援をしていた自民党は一体どこへ行ってしまったのでしょうか。