今更だが、2021年、イスラエルで開催されたミス・ユニバース世界大会の日本代表着用の着物風ドレスが気に入らない。
とあるニュースサイトを徘徊していて関連項目に出てきたこの記事は、既出大会での一コマ、デザイナーはイスラエルの有名(たぶん)デザイナーだということだが、日本にリスペクトをしてこの衣装をデザインしたのだとか。
ミス・ユニバース日本代表の着物風ドレスは悔しかった こういう時こそNOと言おう
https://globe.asahi.com/article/14506863
GLOBE(朝日新聞系)
当時のSNSを見てみるとおよそもっともなコメントがズラリと並んでいる。
https://x.com/IsraelinJapan/status/1466277115700002817?s=20
当然だが、日本人でもこれを肯定する向きも少なくはないが、それは個人的な意見、趣向としてこの際受けとどめておこう。
嘆かわしいのは「日本をリスペクト」したというデザイナーのリスペクト度合い、そして「原宿系ファッションとアニメを融合させた」という説明がついていたが、これに至ってはすでに言語道断、センスの欠片も感じない。
1,着物のコンセプトを理解していない。
2,国旗の思想的価値観を理解していない。
3,天皇家の御紋の日本人的感覚を理解していない。
4,髪型の近代日本人由来を理解していない。
5,胸元の日本語、書体の扱いの粗末さに辟易する。
6,金招きの手を含めての意味が理解できていない。
各項目ともに詳細はネット上で散々に既出であるから細かくは述べないが、このデザイナーの質がいかに日本をリスペックとしておらず、当然ながら「国」や「民族」をテーマにした場合の理解度の低さ、理解しようとする努力のなさに呆れてしまう。
しかもこの衣装が披露されたのが駐イスラエルの日本大使館内でのレセプションだと言うからもっと驚いた。
大使はもとより、職員は何をしていたのだろう。
注意ではなく抗議に値する装束だとも言える。
当然だが、浅はかな外国人からみた日本という民族のあり方と扱われ方が如実に表現されているという点では最上位の部類に位置する事例かもしれない。
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