これは以前にも散々に書いたとおりで、大きく分けて4つの問題があります。
しかし、その根底にあるものは基本的に国民感情の政治利用ということが大きいのではないでしょうか。
もちろん、それは日本側の問題ではなく、韓国側の統治力に関して毎度のように言われることです。
韓国政府と大統領府は大統領が変わろうとも「原則」反日感情を貫き、国民の反政府運動を抑えてきた経緯があります。
当然ですが、韓国もまた政治闘争、権力闘争の上で政権が決定されていますから、大統領を支持する側、政府与党とそれに反目して政権を奪取しようと試みる側の野党が存在します。
今回注目しているのはその韓国野党のセヌリ党の羅卿ウォン氏です。
セヌリ党の羅卿ウォン氏
この人物が、文大統領の年頭所感に反論しているとニュースでは伝えています。
文在寅批判の「美人過ぎる」野党議員…過去には「親日派」報道も
しかし、この人物の過去の発言などをよくよく見てみますと、親日派とは言われておりますが、竹島への国会議員団長として上陸を強行した実績もあり、いちがいに日本寄りと言い切るのは危険です。
韓国議員らまた竹島上陸 日本政府中止申し入れも・・・(18/11/26)
※手前の左(ダウンコート女性)が羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)議員
前述、韓国歴代政権は親日派、知日派と言われた人物でさえも、その行き着くところは反日感情の扇情を余儀なくされるような国家国民です。
つまりは韓国右派の力が強いのではなく、おそらく声の大きな韓国国民の力に勝てない政治力と言ったほうがあたっているのでしょう。
これではいずれこのセヌリ党が選挙で勝利を収め、羅卿ウォン氏が新たな大統領となった場合でも、基本的な対日姿勢にさほどの変化を求めたり期待することは難しいのかも知れません。
日中関係における戦略的互恵関係という言葉もなかなかに眉唾ものですが、日韓関係に於いては、この日中における戦略的互恵関係すら築けないのかも知れないのです。
我々は、こう言った感情を優先する韓国政府の対応に今後も翻弄されるのであれば、日本が国際的に、或いはアジアに於いてより明確に主権国家としてのあるべき姿を「世界常識」として考えていかなければならないでしょう。
世界の民族、国家の相互に独立を認める基準を鑑み、それを日本国家に求めて熟成し、そして日韓関係にとらわれることなく、世界の中の日本という視野で立ち振る舞うことが重要かと考えます。
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