さらにその自民党推薦の増田候補(当時)の応援演説では、石原慎太郎元都知事の言葉がまた強烈で、「女」であることへの歪んだ表現が話題になりました。
そこへきて今般の高校野球夏の大会での出来事です。
分の女子マネが甲子園のグラウンドに 大会関係者慌てて制止
http://www.daily.co.jp/baseball/2016/08/02/0009345759.shtml
大分高校の女子マネージャーがユニフォームに着替えて選手たちの練習のアシスタントをしていたそうですが、これを大会規定だからと関係者が退場にしたそうです。
1年生から、いや、この女子マネージャーは中学生の時から同校の野球部を甲子園に連れていくと言う強い意志を持ってそれまで積み重ねてきたクラシックバレーを離れ、野球部のマネージャーに専念していたのだそうですが、この大会規定はどれほど腐っているのでしょう。
しかもその条文が「女子は危険なので入っちゃいけない」のだそうで、ここまで来ますともうあきれてしまうのです。
千歩譲って「女児は危険だ」と言うなら理解はできます。
もっとも男児でも危険ですが・・・。
中学生から夢を抱いて野球部の仲間と苦楽を共にしてきたこの女子高生の青春はいったいどのように評価されているのでしょう。
本当に高野連の幹部は能無しのバカばっかりです。
ことさらに政府が女性の社会進出を推進しようとしている昨今、ましてや東京都に歴史上初の公選女性知事が誕生したと言うのに、かたやこれからの社会を作っていく高校生世代にこの規定はあり得ません。
文科省、スポーツ庁などの国政でもこういった面における女性差別は徹底して排除する方向を示さなくてはならないはずです。
高野連などは常日頃から規程の見直しを行っていなくてはならないはずで、時代にそぐわない条項はレポートを上提して年度ごとに審議されなくてはならないと思うのです。
つまり今回の「事件」は、旧態然とした高野連の組織がいかに硬化しているかと言うことの、何より雄弁に語る証拠ともなる事件だったと思えるのです。
がんばれ!首藤桃奈さん。
あなたの行いを私は否定しないよ。
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