寝耳の水のごとく勃発した群馬県前橋市の小川晶市長のいわゆる「ラブホ問題」は静岡県伊東市のいざこざとは一線を画し、こちらは小川晶市長のまったくの個人的問題であり、俗に言ううところの男女のスキャンダルです。
問題を整理しますと、小川晶市長と直属の部下である市長秘書課の課長であるS氏が、事実判明しているだけで2ヶ月間に10回以上の前橋市内、藤岡市のいわゆるラブホテルに二人で通い詰めたことが週刊誌で報道されたことに端を発します。
週刊誌報道の前日、市長が緊急会見を行い、それらの事実関係を認めました。
しかしながら、秘書課長との肉体関係は否定、且つ恋愛感情も否定しました。
これがあっという間に前橋市民を巻き込んでの大問題となり、市長は直後からの公式日程をキャンセル、秘書課長は密かに部署変えの上で実質上の休職状態になりました。
ちなみに小川晶氏は千葉県匝瑳市出身の独身42歳で現役弁護士、秘書課長は合併前の旧行政からの出世組で妻帯、お子様もおられる人物。
この時点で秘書課長は参与に降格(係長級)しており、手早いことに市長差し向けの弁護士により奥様は訴訟に及ばないことが公表され、示談でもないことが発表されています。
“ラブホ密会”小川晶・前橋市長(42)の“ボス弁護士”が語った/文春オンライン
https://bunshun.jp/articles/-/82545
このあたりの手回しの良さも、市民の疑惑を深める要素となり、本来奥様が不問で済ますのであれば弁護士が介在する必要はないわけで、しかもその弁護士が市長差し向けという点でいよいよ市民の疑惑が深まる原因となっており、このあたりの市長側の手回しの良さにも後味の悪さを拭いきれません。
これに対し市議会はほぼ全員一致で辞職勧告を提示、市長はこれを拒否、その後に市長給与の半減条例を提出して任期を全うする旨の発表を行いましたが、市民感情を背景に市議会側が11月定例会での辞職勧告決議を行う旨発表しました。
市長側は広く市民の声を聞き、関係者への相談を踏まえて返答するとのことでしたが、一般市民と報道を締め出した上で検討、辞職の選択としたのが12月までの一連の経緯でした。
これを受けて前橋市議会議長は前橋市選挙管理委員会へ通告、出直し選挙となったわけです。
小川晶市長としては、一切の法律に抵触することない路線を上手に取り、市民への同情と問題の有耶無耶へと変化させる手法は市議会を向こうに回して実にうまい立ち回りだったかも知れません。
12月17日時点で当事者の秘書課長は何故か突然に処罰対象となり、結果は依願退職となりましたが、これに関しても小川晶市長は関与していないと言うことで一貫しています。
市幹部男性X氏が停職6か月で依願退職へ/ニュースポストセブン
https://www.news-postseven.com/archives/20251210_2080882.html?DETAIL
どうも時系列で非常によく組まれたスケジュールという感が否めません。
しかしながらこれもまた市長辞任後の発表であり、違法性は認められないため、市議会としても問題にすることができないため、市民としては心中違和感を抱きつつも攻め手に欠ける事となっています。
開けて令和8年1月5日に市長選挙は告示され、12日に投開票が実施されます。
市民の判断はどのように反映されるのでしょうか。
市内出身の青年会議所会員でもある丸山彬弁護士(39歳)が12月時点で対抗馬として新人出馬を表明していますが、組織力としては小川晶氏のほうが一枚上と推察されます。
劣勢を挽回してなおかつ当選ラインまで漕ぎ着けることができるか否かは微妙な空気の丸山彬氏ですが、年末年始の活動で決まるのでしょう。
伊東市に代表されるように地方行政における首長の倫理問題、果たして前橋市民の判断はどう出るのでしょう。
全国の注目を集めていることは間違いないところです。
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